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撮影日誌・2日目(その1)

7月2日(月)。6:00に目が覚め、二度寝すると、外からの声で再び目が覚めた。その声は、清々しい朝にはそぐわない無駄に元気な声で、誰かと喋っている、というか、一方的に話しかけている。「うるさいなあ…」と思いながら、タバコに火を点けて外に出てみると、昨晩のバーベキューの残骸がきれいに片づけられたその脇で、剛さんが酒を飲んでおり、寝てないみたいだった。「片付けたんですよ!」「はあ…」。


剛さんは、昨日のマムシの祠での参拝の手順に誤りがあることを指摘し、今日は自分が先に行くのでそれに倣ってほしい、みたいな話を延々と喋り続け、要するに酔っ払いで、私は剛さんの話題を適当に受け流し、コテージに戻ると、今度は柳さんが、「頭が痛い」と、険しい顔で起きて来た。外からは、「昨日は撮れなかったんだから、出来なかったんだから……」と、守屋がいなくなったのをいいことに、剛さんがまた弥栄さんを捕まえて好き放題に話すのが聞こえてくる。


(劇場パンフレットに、つづく!)


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